我が家の押入れに長年(たぶん20年程度?)眠っていた鍋があった。
もらった品物で、いただいたときは私は独身だったので使用することもなく押入れに将来の世帯道具としてしまわれていたのであった。引越しのたびに捨てられずに押入れの荷物のひとつとして私と行動を共にし今日に至った。
厚さ4mm直径およそ38cmの鉄板の真ん中を深さ3cm弱プレスした鍋だった。
不思議な形の鍋でどのように使うのか・・・・それはその先10数年間判らなかった。
入っていたダンボール箱には「肉すき神戸鍋」と「意匠登録商標申請中」の文字が・・・
ちなみに
製造元…株式会社川鉄甲南スチールセンター
神戸市東灘区魚崎浜町・・・
料理方法も箱に記入されていた。
使用後の保管方法・・・洗った後、油を塗布して保管・・・らしい。錆びるからであろう。
表面にテフロン加工などはなく鉄板の地肌丸出しであった。
鉄会社さんが作ったまさしく鉄鍋というか鉄板を加工した鍋。
一度も使用したことがなく、邪魔な不要物として不燃ゴミの日にゴミとして出されそうだったので、このたび休みの日の晩御飯に活用してみた。

写真は1回使用して洗って放置したところ、真ん中のくぼみにたまった水分によって少し錆びが発生した状態であります。
その昔し、神戸で食した鉄板鍋(同じような鉄鍋、もしくは四角くて深さの浅いステンレス鉄板鍋)のすき焼き料理やもつ炒め料理を思い出して、カセットコンロで挑戦してみることにしたのです。
この鍋をカセットコンロの上に載せるとカセットボンベの上に鉄板が被るのでボンベが過熱して危なくないだろうかと少し心配でした。そのようなことを気にしつつ火加減を調整しながら使いました。
危険なカセットコンロ2連での鉄板過熱でないので、熱の逃げ場もありおそらく大丈夫であろうと思いつつも、カセットボンベの上のカバーの温度を時々触って過熱していないか確認しました。
(ウチのカセットコンロは火が横に広がらないタイプだったこともあって大丈夫でした)
具材は焼肉用肉(激安の牛、豚、豚トロ/たれにつけられていないタイプ)、もやし、キャベツ、しいたけ、ねぎ、それとうどんを買ってきて、
神戸の鉄板鍋を思い出しながら、ダンボールの料理法も一応読んでから料理開始・・・・
やってみたところ、できました。タレはすき焼きの割り下を使用。おいしかったです。
第1ラウンドはすき焼き風
第2ラウンドは1回目の肉汁をそのまま利用し肉を投入し野菜を投入し割り下をぶっ掛けて、最後にうどんを投入。
この鍋、充分に使えました。
とりあえず捨てられずに、台所に収納されました。
ちなみに「牛すき神戸鍋」で検索すると
「のせがわ(野迫川)で田舎暮らし」さんの関連記事に行き当たりました。
http://nosegawaclub.seesaa.net/article/140749231.html
全く同じ鍋(肉すき神戸鍋)の写真が掲載されていて驚きました。
(「のせがわ(野迫川)で田舎くらし」のけいさん、コメントありがとうございました)
はたして・・・この鍋、今でも、販売流通されているのでしょうか?
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